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大きさと深さと底面 2010-4-19 8:48 先週頂いたご質問に“大きさと深さと底面”についてがありました。 ちょっとここでもご説明したいと思います。 大きさと底面の関係ですが、深さを深くしていきますと、どうしてもそれと反比例して底面が小さくなっていきます。 お料理を題材に申し上げるなら、例えば28cmのフライパンの場合、標準の5.5cm深のタイプでしたらハンバーグが4つ並ぶところが、2cm深いタイプになりますと3つ位がやっと並ぶ大きさまで違ってきます。 これはすり鉢上にフライパンの形がなっているので、どうしても避けれない事とで、これは深さを持ちながら底面も広くすると鉄が割けてしまい、形にならないためです。 これを可能にするには、まったく別の作り方をしないといけなく、恐らく一枚板では不可能な状況です。 あと深さと同時に鍋肌の角度も使いやすさには欠かせないのですが、そのお話はまた後日にしたいと思います。
てんぷら鍋のお手入れ 始めに作ったお料理って覚えていますか? 卵焼きだったでしょうか。 目玉焼きだったでしょうか。 それともホットケーキだったかもしれませんね。 揚げ物って初めて作った時って覚えていますか。 油物はあぶないって言われているので、小学生後半は中学生になってからかもしれませんね。 揚げ物で思い出しましたが、玉子を揚げた事ありますか? もちろん、殻ごとではなくて殻を割った状態です。 これ、正式名がちゃんとあるらしいのですが、フライパンで焼くのと違って、全面から熱が加わりますので、まるい目玉焼きのような、ちょっとフライパンではできない面白いかんじで出来るんです。 天ぷら鍋はどうしても油でギトギトになってしまいがちです。 そんな時のお手入れは、洗剤でゴシゴシこするのも方法ですし、油分解の強い洗剤につけておくのも方法ですが、焼いてしまう、というのも方法です。 始めは、モクモク煙ができます。 これは、お鍋に残っている油が燃えている状態ですが、これがある程度いくと燃えきってしまいます。 フライドポテトやから揚げは家族の人気献立だとおもいます。 どうぞ美味しい揚げ物を。
餃子の皮の実験 餃子の皮って結構凄いんです。 何が凄いって言うと、あんなにペラペラでもしっかり包むと外部と完全に遮断できるんです。 これ、なんでそういえるかと、実験した事があるんです。 それ、どんな実験だったかと言うと、お米を餃子の皮で包んで、餃子を焼くのと同じ様に色をつけた水で調理してみたんです。 そうしたらなんと、ぴっちり包んだやつは中のお米は、まったく色が付かなかったんです。 まあ、下らない実験といえばそうかもしれませんが、でも、実際にやってみるとこれが良いんですよね。 この原理を知っておくと、餃子の皮は餃子以外でも色々使えると思うんです。
ムニエルをスペシャルムニエルに 昨日のお昼はしゃけ弁でした。 このしゃけをバーナーであぶると、 皮まで美味しくたべられる事を発見! しゃけは皮も旨いのですが、どうもお弁当のしゃけはなんだかぬるぬるしてイマイチだったけど、これでオッケーちゃん、でもって使うのは鉄フライパンでニコニコちゃん。
そうそう、しゃけのムリエルで、両面を焼いたあとに更にちょっとバターを足して、そんでもってちょっと熱を上げて、その状態で皮の部分だけが当るようにもって焼くと、ちょっと皮を揚げるようになってこれが結構いい感じになったりします。
両面焼いてオッケーじゃなくて、ここでちょっとのひと手間でスペシャルムニエルはどうでしょう。 さあ、これに家族が気がつくか、どうかは・・・・・ ちょっと微妙・・・・
鉄フライパンの寿命はどの位
先日「鉄フライパンの寿命はどの位なのでしょう?」と質問がありました。 これは「この位!」と、やっぱり言えないのが正直なところです。
と言うのも、使う頻度と使い方に大きく左右されるからです。 ある方は、「お母さんがお嫁に来た頃から使っている」というのもあれば、極端な例では業務では年単位で寿命になってしまうものもあるからです。 もちろん、お料理をしないから長もちするとか、そう言った事ではないんですよ。 フライパンが傷む要因としては、熱源の強さやその熱の強弱、また調理の種類やお料理の質、お料理の質と言いましたが、例えば水で煮たり、酸系のお料理は鉄だけでなくどんな金属にも影響があります。 「そう使ってはいけない」と言うものもあれば「ご注意ください」と言うものもあります。 今色々な素材のフライパンがあります。一度取扱説明書をご覧になると良いと思うのですが、鉄なら水などは避けたほうが良いですし、フッ素は強火は避けたほうが、とも書いてあったり、銅も銅で注意事項はあります。 面倒でも、いっぺん読んでみると、そのフライパンの適した使用方法が分ってきますよ。
美味しい目玉焼きは何度?
朝のたまご料理って、なんだか重要というか、上手にできると「あ!今日は上手くいった」と気分がよくなったり、 「なんだかいい事ありそう」なんて勝手におもったりして、なんだかいいですよね。 もっと言えば、玉子焼きの巻き加減とか、
目玉焼きで黄身が割れなかったりとか、 半熟加減が丁度よかったとか、 どうしょうもないことだけど、当の本人にしてみたら、これが結構重要なんですよね。 わたしも実は、そのどうしょうも無いこだわりがあってですね・・ 目玉焼きなら私の場合白味はちょっとパリ加減があって、でも黄身はトロ〜りとするくらいにちょっと熱が入った感じがいいんですが、 でもね、それは所詮作って頂いている身分なので大きな声ではいません。 「そうだったらラッキー」位なんです。 でね、 食べる時は黄身に箸で“チョン”ってつついて、そこにしょうゆを流しこむんです。 その時、こぼれないで黄身にしょう油が入ったら「本日大吉 ♡」 「その食べ方やめなさいよ」と言われますが、やめられる訳がありません。 でね、その時この感じを出せるのが、鉄なんです。 パリ感を出すにはやっぱり250度は欲しい所です。 この温度、鉄ならではの領域なんですよ。
あと鉄には、金属ヘラがあるとやっぱりいいです。これで、朝の目玉焼きもサーーといけますよ。 パリ感も残らずね。
ハンバーグに肉汁について
「ほら、みて!中から肉汁がいっぱい」って言うコメントをテレビでよく観ます。
あれ、良いですよね! 特にハンバーグとか、餃子とか、なからかジワ〜って肉汁が出てくるのをみると、本当に「おおおおおーーーー!うまそ〜」って思います。 でもね、実はあれ、そんなに難しいことではないのです。 例えばハンバーグです。 ハンバーグの肉汁はどうにでもなるのです。 って言うのも、肉汁は脂だったり水分だったりします。 これがわかれば、ハンバーグの種を作る時、肉汁重視にするのか、それとも肉の味を重視するのかで混ぜるネタの種類や分量を変えてあげれば、いかようにでもハンバーグは変身させる事ができるんです。 もし、肉汁重視なら、ラードや筋や、肉でも脂の多いところを多く練りこんであげれば、通常よりタップリです。 それに切った時、肉汁がジュワーーーっと流れるようにしたければ、たねを作る時ハンバーグの中に、パンやパン粉を入れないであげれば、ハンバーグ自体に保水力が少ない訳なので、切れば当然肉汁は流れでてしまいます。 でも、これでは美味しい部分が口に入らずに流れてしまっている訳だから、「そう言うのはいや。美味しいのは全部口に入れたい」と思う方は、 ツナギにパン粉も入れて、これに肉汁をすってもらうようにすれば、美味しいのをそのまま口に入れる事ができるわけです。 そう言えば、から揚げだって水をちょっと足して下味をつけると、そりゃ、食べる時「ジュワーーー」って肉汁が流れ出て美味しいので、いっぺん試してみてください。 肉汁はね、どうにでもなるんですよ。 言いたいのは、美味しいのは肉汁だけではないって事です 例えば「ねえ、こんなに厚くても中までちゃんと熱が通ってる」とか、「厚くてもあんまり焦げてないね」とか、そんな所なんです。 そんな所を見てあげて欲しいんです。 だって、せっかく食材とか、作り方とかをこだわって、切った時生焼けじゃ、せっかくのあなたの苦労や想像も水の泡です。 それにね。ぶ厚いハンバーグは、分厚い訳ですからその分肉汁だって豊富で、そりゃ、旨い訳です。 これに、良いフライパンがあります。 板厚もかなりぶ厚いタイプなんですがね。 でもね〜、これが重いんですよ。 でも、その分、かわいいヤツなんですがね。
ガス火と炭火の違い
前に読んだ漫画で、多分「おいしんぼ」だったと思いますが、うなぎ屋さんの章にガス火と炭火でどっちが旨いかって内容がありました。 漫画の中では、「ガスにしよう」なった所、「いや、炭の方がうなぎは旨い」とガス派と炭派が対立。
こまった炭派が山中さんに相談に行きます。 そこで山中さんが、なんでうなぎは炭の方が旨いかと色々説明するなかに、「ガスには少し水分がある。しかし炭にはない。この水分がうなぎを焼く時焼き上がりに影響する」ってような文がありました。 読んだ時は「それ本当?」って思ったんですが、でもね、焼きこみをする時水滴がつくんですよ。 もちろんこれは温度が上がれば直ぐに蒸発するのですが、フライパン焼きには問題ないのですが、でもね、それを見るたびに「あ〜、なるほど、これがそれなのか」って思うんですよね。 うなぎは炭焼きね。なるほど、なるほど。
鉄の耐火温度
「鉄はどの位までもつか」とご質問を頂きました。
多分調理中空焚きなどになった場合のご質問だと思います。
鉄が液体になるとは、1000度以上ですから、家庭のガス台では行かない温度ですので問題はありません
それとは別に「調理が焦げる」と言う事はあります。
焦げとはどんなもんかと調べた事があります。
餃子の場合、美味しい焦げができている温度とは250度から260、270と300度位の間でした。
この温度となりますと、やっぱり鉄は得意な分野です。
もしお料理で「ジュー」っとやりたければ、やっぱり鉄ですよ、と言いたいです。
鉄フライパンは油を塗るってきいたけど・・・ 「フライパンは使った後油をぬらないとって友達から聞いたのですが、それをしないといけないのでしょうか・?」
と質問をいただきました。 確かに物は「鉄」なので、錆と言う事からだと思うのですが、私達のフライパンの場合は「そこまでは必要ありません」とお知らせしています。 と言うのも、上手に使う2つのコツをお知らせしておりますが、その中の 1つまたご使用後は余熱のあるうちに洗剤を使わず、水(お湯も可)のみでこすり洗いをします、と言う方法があります。 これは、鉄をより使い易くしてくれる「油なじみ」を促進でき、「油なじみ」が進むと餃子もトングで少し差し込んだくらいで取れるようになりますが、当な油分を残す事で鉄を錆から守ってくれる働きもしてくれます。 使う度に油塗りは大変だと思います。 でも、この方法で結構防げますので、鉄を身近に感じてくれましたら嬉しいです。
深さがあると 野菜炒めは始めは「ガサ」があります。でも熱を加えると減ります。 こんな時フライパンに深さがあると便利なんです。 あと、チャーハンの様にフライパンをあおる場合、深さはこぼれにくくなったりしますからやっぱり便利です。 またカンタンな揚げ物にも深さはいいです。 お料理で言ったら、あんかけものは良いですね。 材料にあんがからみやすいというか、なんとなくと言うか、やっぱり使いやすいです。 またマーボー豆腐みたいなちょっと汁気があるようなちょっと煮るようなお料理でも、深さはポイントになるかと思います。 ただ深さを出してしまうとその分底面が小さくなってしまうのも私達のフライパンの特長でもあります。 標準、1cm深、2cm深と深さには種類がありますが、2cmふ深だと大体フライパンと中華鍋の中間位ってイメージしていただけると言いかと思います。
オーダーの際のイメージ オーダーメイドについてですが、形のない所からイメージするのはやっぱり難しいと思います。 なので、今お持ちの形からイメージを膨らませると、なにも無いところからイメージするより、一層イメージが付き易いと思います。 径はどうでしょうか? 深さはいかがでしょうか? 重さはどうでしょうか? 「もうちょっとこうだったら」なんて部分があったら、それを優先するのも良いと思います。 お料理は毎日のこと。一日に1回のお料理でも365回、一日に2回なら730回、一日三食なら1000を越えてきます。 あまりフライパンについて考えてないと思いますが、この機会に一度でも振り返ってみてはいかがでしょう。
鉄フライパンの熱膨張について 先日電車に乗っていたら、電鉄会社の電車、線路に関しての広告記事があったので読んでいたところ、レールについて面白い記事を見つけました。
みなさん、小学校の時、鉄の輪と鉄の玉で金属の熱膨張の実験をした記憶があると思います。 輪に鉄の玉を乗せて熱をかけると輪から取れなくなるという実験です。 その実験の時、「電車のレールも真夏など炎天下では熱膨張を起こすので、ピッタリに作ってしまうと膨張時にレールが逆にゆがんしまい危険になるのでレールのツナギ目にはわざと隙間を作ってあるんですよ」と先生が言っていた記憶がありました。 実は、この広告ではこの隙間が列車が通過する際の振動と騒音の原因になっていると言っていました。 よく電車の真似をする時「ガタン、ゴトン」って言う、それです。 そこで、この鉄道会社は「レールのツナギ目を溶接止めして振動と騒音を減らして参ります」と広告されていたのです。 私は「へ〜」と思い、更に見入ってしまいました。 フライパンの調理は加熱されますので金属膨張が必ず起こります。 例えば異質な金属を合わせているものでも、その金属の膨張率にあわせて熱膨張が必ず起こります。 膨張が起こると言う事は、収縮ももちろんありますし、どんな金属と言う事は、鉄も例外ではありません。 と言う事は、膨張した分をどうするか、これにどんな知恵を入れるかだと思います。 レールのツナギ目を溶接する場合は、この膨張分をどこかで吸収しているわけですが、とても奥深い広告でした。
フライパンの柄が長いと 柄の長さについてお話させて頂こうと思っています。 オーダーのホットケーキフライパンなどで柄の長さが選べられる様になっています。 ご質問で「柄の長さでお料理に違いはありますか?と頂くことがあります。 これには「ええ、柄が変わるとお料理も美味しくなりますよ」なんて事はありません。 ただ、熱伝導からフライパンを調理台にのせて焼き物をしたとき、柄に熱が伝導する分があって柄に近いところでは「ちょっとだけ焼加減が弱くなる」と言う現象はありますが、気にされる程でもと言うくらいの感じです。 じゃあ柄の長さの意味はと言うと、まず、収納があります。 フライパンの柄は邪魔になったりする場合もあると思いますので、こんな時“ちょっと短い”位でも収納に良かったりします。 収納とは片づけるときもそうですが、オーブンに入れる時も柄の長さはポイントになります。 あと、IHの場合では、バランスと言う問題がかかせません。 IHの場合調理台に接地していないと熱反応が起きにくくなります。 この時フライパンがシーソーになっていると、焼き面(底面)は完全に浮いている状態ですので熱反応置きにくくなってしまいます。 これは特に小さいフライパンや、深さのあるフライパンに起こりがちです。 この原因はテコの原理と言ったらいいのでしょうか? それとも物理に比重率といったら言いのでしょうか? 基点となるバランスがとれる重心点を基準に、遠くになれはなるほど加重が高くなりますので、単なる柄でもフライパンのサイズによっては考えなくてはならない事になってしまいます。 とは反対に、柄が長いと両手で持てたり、脇でも挟めたり、長いとそれなり良いこともあったりします。 色々申し上げてしまったことで、かえって悩まれると思います。 でも、せっかくですから、この機会に柄以外にも、ちょっとフライパンに目を向けていただけると、調理だって、出来栄えだって、味だって、もっと言えば焼加減だって、楽しさだってきっといい事があります。
メンテナンスで 先日メンテナンスのお客様から「磨くのは内側だけでいいです」とお話がありました。 ちょっとビックリしましたのでお電話をすると「ええ、それでいいですよ」との返事です。 で、その訳をお聞きすると、「なるほど!」と思ったんです。 このお客様は、フライパンの外側のすすを落さないで、更に厚くしていくことでフライパンの熱加減を軟らかくしたいとの事だったのです。 すすとはカーボンのことで、これは保温力にもなるし、鉄に付着することで鉄にさらに別素材が加わる感じで、熱あたりもやわらくなり、なんと言っても「軽い」という特長があって、考え様によっては一石二鳥というか、二鳥どころか三鳥も四鳥もあるからです。 なんでも、お母さんのフライパンがそんなフライパンで、これが実に使い易かったんだそうです。 でも当時は、そのすすの良さが分からなくていつも「汚いフライパンでやだな」とか「買い換えればいいの」とか、可愛くてきれいな方がいいって思っていたんだそうです。 で、自分も年をかさね、おかあさんが居ない時や調子が悪い時などを含めてお台所に立つようになった位の年になった年齢になった時、あまりに汚いので「もう捨てたら」って言ったんだそうです。 そうしたらおかさんは「絶対捨てない」と言うので、「絶対にってなんでよ?」と聞き返したら「このすすがいいのよ」ってすすといえばいいのですが、この焦げたまりについてを教えてくれたんだそうです。 で、「更に」と言うか、このお客様が「とてもよかった」と思われた事は、実はその後らしく、お母さんは「ここにはみんなの思い出がいっぱいなのよ」って言った事だったんだそうです。 お誕生日、クリスマス、部活のお弁当も恐らくそのフライパンで作られたんでしょうね。 だから思い出いっぱいというか、家族や子供の存在はそのお母さんそのものなのかもしれません。だから「思い出がいっぱいなのよ」って言葉になったんだと私はそんな想いがしました。 そのお客様が「そうしたいので内側だけで」と言われた事に、なんだか温かい気持ちになりました。 汚いイコール使いにくいではないんですね。 勉強になりました。
鉄フライパンを上手に使うには 「やっぱり、これはあると便利です」ってキッチンツールがあります。 それは、金属製のターナーで、特にこの必要性があるのが、餃子なんです。 餃子のおいしい所と言えば・・・・ 噛んだ時中からこぼれてくるようなジューシーな具と、ほんのり軟らかい皮、それとパリパリっとした皮の焼き加減のいい焦げです。 この焦げを上手にとれるのが、ナイロンターナーでは難しい時があります。 ここで金属ターナーが登場!! パリパリっとした・・・・、そうです、あの焦げの部分を上手にはがしてくれます。 もし、ナイロンターナーしかお持ちでなければ、金属ターナーをぜひご用意いただければと思います。 いま「餃子にいい」と言いましたが、その他ホットケーキやお好み焼き、魚料理にもいいですよ。
鉄は身体にいい 「鉄は身体にいい」って昔から言われているのはご存知の通りです。 詳しく言うと血液のなかのヘモグロビンが・・・・・といえるのですが、お医者ではない私があまりこう事を言うのはいけないかもしれないので、また次回にしたいと思います。 でも鉄は身体ときっても切り離せない関係にあるんです。 その鉄分ですが、鉄だけ摂っても意味がないと言います。 鉄はヘム鉄と非ヘム鉄って言うのに分かれます。 ヘム鉄とは、動物性の食べ物から得ることができる鉄分で、非ヘム鉄とは植物性食べ物で得られる鉄分になります。 中に含まれる鉄分は、圧倒的に動物性のヘム鉄の方が含まれていて、同じ食べ物なら動物性の方がたくさんの鉄分が体内に入れる事ができるらしいのですが、でも、ここで落し穴があるというのです。
と、言うのは、鉄分をとるために動物性の食べ物、例えばお肉だけを食べても上手い具合に身体に吸収されないらしいのです。 要は「ロス」が多いんだそうです。 で、この吸収率を良くするには、非ヘム鉄である野菜も摂る事、これなんだそうです。 しかも鉄分はただですら吸収率が悪いといいます。 よく、偏った食事や偏ったダイエットは結局いい所がないってお医者さんが言っています。私が行く先生もよくそう言っています。 だから「出来れば薬とか、サプリメントじゃなくてね、食事でね摂れたらいいし、しかも旨いってことだったら、やっぱご飯とか、おかずとか、食べ物で取れるのがいちがんいいんだよね。」と言われています。 歯がいたいだけでも一日憂うつになったりします。 健康って失った時にそのありがたみが分かるって言いますが、まったくその通りですよ。 “日頃から”やっぱこれでしょうか。 鉄フライパンで健康に繋がるなら、やっぱり嬉しいです。
美味しい揚げ方 「揚げ物って難しい」ってお伺いします。 また面倒だったり、汚れたり、揚げ物は出来ればやりたくないお料理でもあると思います。 でも、美味しいんですよね、揚げたって。 コロッケならホクホクだし、から揚げならジューシーだし、天ぷらなら「サク」って。 こう言うのは、やっぱ買ってきた揚げ物では、タイミングがあったり、帰る時間があったり、なかなか難しかったりしますよ。 さあ、美味しい揚げ物についてですが、そのお料理にあったいくつかの方法があるのはご存知の通りだと思います。 例えば、かき揚げなら天ぷら鍋に具材を落すとき、かき揚げの中に空間を作る様にすると、サクサク感が良くなります。 と、言っても、そう上手には行かないので揚げている途中に菜箸で刺して空間を作る方法もあったりします。 天ぷらでは、衣を出来るだけ冷やしたり、衣の溶き加減なんかもありますが、小麦で溶く時ビールや炭酸水で溶くって方法あったりします。これ、泡の力で衣をボテっとさせない様発散させる、と言うのが狙いです。 ただこの時炭酸のジュワーって言うのを出来るだけ衣に残しておかなくてはいけないので、小麦とをかき混ぜる時は、ゆっくり静かにやらないといけませんね。 私個人的にはビールよりも炭酸水の方がお薦めです。 と、言うのもビールが飲めないんですよ。 まあ、そんな話は置いておいて、、、、、、あと、油の温度を保つと言うのも重要です。 と言うのも、食材を油に入れた時に油の温度は下がっています。 特に冷凍物をやると大きく変化しますが、冷凍物でなくてもやっぱり温度は下がってしまいます。 これが衣のベシャ感になったりしてしまいます。 これには大きな天ぷら鍋でタップリの油で揚げるか、鍋自体に保温力が持てるような物で揚げる、って方法があります。 私達でいう所の2.3ミリ以上の板厚がそのお鍋にあたります。 お弁当用に小さな天ぷら鍋がありますが、オーダーで作る事も可能です。あなた様用のサイズ、お好みのサイズの天ぷら鍋、世界であなたの為だけに生まれてきた「マイ天ぷら鍋」なんてのも結構面白いですよ。 「世の中でたった1つの天ぷら鍋」 なんだか詩になりそうです・・・・・ え?ならない? またまた。。。。。
鉄フライパンの寿命 鉄フライパンの寿命って気になる所だと思います。 鉄なので「永久」とか、「ずっと」とか、年や、十年、何十年と思われる事と思います。 確かにその通りだと思います。 でもフライパンも「物」ですので、やっぱり「永久」とは言いきれません。 「じゃあ、どの位なの?」となりますが、 これは使い方次第なんです。 と、言うのも鉄フライパンは「鉄」なので、やっぱり鉄が苦手な状況や調理方法の使用が多い場合は傷むことが多くなります。 例えば「煮る」とか「蒸す」とか、油を使わない調理の場合がそれに当ります。 なので出来れば「炒める」とか「焼く」調理をベースに使ったほうがフライパンは長持ちします。 昔「お釜の底が抜ける」とか、お釜に穴が開くって言葉がありました。 お釜の場合はお米の煮炊きですので、鉄釜でもやっぱり寿命が来ます。 でも、今ではお釜は炊飯ジャーに変わっていますので、なかなか聞かない言葉となっていますね。 上手に使ってこそ長く使えるのが道具でもあります。 お母さんが大切に使ってきた鉄フライパンは、みんなの、家族の成長を支えてきたり、想いがいっぱいです。
運動会のお弁当、10歳のお誕生日、中学校のお弁当、受験の朝の朝食、そしてあなたが初めて作った卵焼き、お母さんの鉄フライパンはそれをズーーーット見つづけて来てくれている道具、そんな想いもあるから、そんな事を知っているから、お母さんは鉄フライパンを大切にしているのかもしれません。
何で洗ったらいいか “鉄フライパンはお手入れが面倒“ってイメージがあると思います。 確かに「使った後はどうしたらいいのでしょうか?」や「何で洗ったらいいのですか?」とご質問を頂きます。 雑誌などには、ささらやタワシをお薦めしているものもあるようですね。 私は(私達のフライパンに関してですが)、ステンレスタワシが使いやすいと思いますので、これをお薦めしています。 ただ、ステンレスタワシと一言で言っても実に色々ありますが、こう、クルクルってパーマのかかったようなステンレスパーマタワシがそれです。 ステンレスパーマタワシのイメージをしては、「もう最後の最後のどうしても落ちないような汚れを落す奥の手!!」のようなイメージがあるかと思います。 なので「これ使って平気なの??」と思う事もあるとは思いますが、私はずーーーーーっとこれを使い続けていますが、特に困ったことは起きていません。 あ!そうそう。 でも、研磨剤とか、洗剤付きではない方が良いです。 極々一般的な“あのステンレスタワシ”がお薦めです。 これで、フライパンにまだ余熱のある内に、ごしごしって水を流しながらこすり洗いをしていただく。 これだけで結構いけます。
クレープパンの表面と裏面について クレープパンですが、裏と面と言うか、上面下面と言うか、当然表もあれば裏もあるって言う具合に2面ありますが、でも、こっちが表でこっちが裏と言う事はありません。 なので、多くの皆さんは、はじめに使った方が「表」となるようですが、それで良いと思います。 またクレープパンは厚いので重さがありますので、その都度ひっくり返して、と言う事がなかなか出来ないと思います。 なので、そのままお使いになる事が多いですので、そんな感じでも「表」を決められるのもよろしいかと思います。 「そう言えば」ですが、近頃クレープは色々なデザートとか、スイーツとか、使われる様になってきています。
特に白馬村では色々なクレープが街の色々な所であるようです。 行ってみるときっと勉強になると思いますし、楽しい休日にもなると思います。 家族でどうでしょう。 いやいや、白馬ですから、彼女とドライブっていうのも良いです。 ドライブ中窓をいければ、白馬はきっといい風をあなたの頬に、髪に、そして二人に「あ!気持ち良いね」なんて言葉を、ドライブをいつもより楽しくしてくれますって。 そうそう、しかも今11月がつですから紅葉もきっといい頃ですね。 白馬を目指すのも良いし、近くを通ったら寄って見るってのも楽しそうです。
クレープの焼き方 「クレープは生地が薄いので素人には出来るの?」とか 「家庭でも焼けるの?」「特殊技術が要るんじゃないの?」と思いますが、そんなことは無いんです。 どんな人でもはじめは素人ですから、限られた人だけが出来るって事ではないんです。 でも、なれはやっぱり要りますが、これをクリアしてしまえば、そこそこなクレープは焼けます。 今、そこそこと言いましたが、例えば、超まん丸とか、異常な位の凄いスピードで焼きつづけるとか以外は皆さん焼けます。 実は私もクレープ焼きはやったことが有りませんでしたが、商品を作るうちクレープ焼きも出来る様になって、最近の記録はイベントで一日に数百枚を焼けるまでになったんです。 ただ100枚焼いた頃には無言になりはじめ、200枚焼く頃には「み、水・・・・・」と生命維持の為に水を飲み始め、300枚を焼く頃には機械のような自分になってはいますが・・・。 そうそう、クレープの焼き方でしたね。 クレープを焼くには先ず生地を落としますが、この生地を落すタイミングが結構重要です。 と言うのも、クレープパンの温度が低いと、生地がベッタリ張り付いて取れない状態になるからです。 なので、クレープ焼きに適した温度で生地を落さないといけないのですが、これが意外に分りにくいと皆様心配されるようです。 この答えとして「水を落してジュワーとなったら」などそれなりに表現はあるのですが、「こうなったら、こう」と言う答えがないので、先ず一枚焼いてみて引っ付いたらクレープパンを火からおろして水で洗わず、そのまま火にかけながらこそぎ落として、落とし終わったらちょっと待って再度生地を落す。 こんな感を繰り返して行くと何回目かにサーっとはがれてくる時がきます。 これがクレープのタイミングです。これが一番分り易いですので、この温度をキープするようにこの時はじめて火加減を弱火から物によってはとろ火くらいでしょうか、火力を弱めるといいです。 それまでは、火加減は中火位でしょうか、それとももう少し弱めでしょうか、それくらいで温度を上げていくといいと思います。 そうするのも強火でなければ、急に温度も上がることはないですし、この方が安全かと思います。 で、 そうですね、慣れてくると、2枚目か3枚目にはいい温度になっていますので焼き始められます。 私に関して言うなら、相変わらず1枚目は上手にやけませんので、「もうこれはテストだ」とおもってやっています。 そう言えば、この前「はじめはテストをしてから本焼きするんですよ」と、どら焼きを作っている方も同じ事をいっていました。 そのテストは大体家のお茶菓子になるんだそうです。こう言ったおやつで和菓子屋の子は和菓子を覚えて大きくなっていくんだそうです。
重いフライパンと軽いフライパン 重いフライパンと軽いフライパンの見極めって難しいですよね。 同じ物を持っても「重い」って感じる方がいらっしゃれば、「この位だったらいけそう」って思う方もいらっしゃったりして、正直、個人差が大きく影響する事もあると思います。 またフライパンは片手で持つことが多く、形は団扇型をしていていますし、調理中はその一番端に食材が乗るので、テコの原理となり、フライパンの重さプラス食材の重さが全部腕に掛かってしまいます。 なので、フライパンだけ持って重さをみるのではなく、「これに食材が乗ったら・・・」と食材が乗ることもイメージして選ばないといけません。 と言っても、四六時中フライパンを持っているわけではないので、かえってその判断が曇ってきたります。 実際に「重さが気になるのですが、どうなんでしょうか?」とご質問も頂きます。 これは私個人的な意見ですが、板厚1.6ミリで26cmを越えてくると重さを感じるようになる気がします。 重さで言えば約1kgをちょっと越えるぐらいです。
「オーダーメイドって何がオーダーなのでしょうか」 「もしもし」と電話をとりました。
「インターネットで観たのですが、オーダーメイドのフライパンとありますが、ちょとわからないのでちょっと教えてもらっていいでしょうか?」と男性の方からお問合せがありました。
確かにそうですよね。オーダーって言う言葉は色々な所にありますが、その後にフライパンって言葉がつくとイメージつかなくなったりしますもんね。
お客様とお話をする中「肉じゃがをよくつくるんですよ」、「ハンバーグをよく作ります」ってお聞きする事があります。
肉じゃがとかハンバーグはやっぱり人気のお料理なんですよね。
でも、その話をよくよく聞いてみると、同じハンバーグでも、皆さん一緒と言う事が無いんです。
例えば、「肉は何を使うか」からはじまり、そこに隠し味を入れたり、つなぎを使う、使わないとか、焼き方に至るまで実に色々なんです。
こう言うのお聞きすると大変おもしろくて、「これが家庭の味なんだろうな〜」とおもいます。
同じハンバーグって言う言葉なのに、実に色々なんで、不思議です。
私、フライパンも同じだと思っているんです。
フライパンって言葉は誰もが知っている言葉ですが、「もう少しこんなだったら便利なのに・・」とか、「こんな形だったら美味しくできるのに・・・」なんて事が、お料理を作る中で必ず感じる時があるかと思います。
この要素を補足したり、かなえるのがオーダーフライパンの得意なことだと思っています。
腕を上げた時や、落したものを拾うとき、ワイシャツの袖がつられたり、
二の腕のもたつく生地が気になったり、
でも、あつらえたシャツってそんなこと無かったりします。
洋服はS、M、Lとか大きく分けられていますが、「肩幅はMなのに、ウエストはSなのよね」とか「丈はMなんだけど、お腹はLLかな・・・」なんて事、実は皆それぞれあると思います。
これをかなえてくれるのがオーダーシャツで、これをフライパン流にしたのが「オーダーメイドフライパンの1つの要素」と思っていただけると嬉しいです。
鉄フライパンの洗い方 たまにいただくのが「洗い方」についてのご質問です。 フッ素樹脂フライパンとは違う洗い方言いと思っています。 その方法とは、まだ余熱のあるうちにステンレスタワシでこすり洗いするのがいいです。ただ、この時洗剤は使わず、水だけでこすり洗いします。 いま「水」と言いましたが、もちろんお湯でもオッケーです。 この時こするたわしですが、研磨剤や洗剤が入っているものではなく、なにも無いようなシンプルなものの方が良いです。 これは、適当な油分をフライパンに残すためでもあります。この油がフライパンと空気を遮断してサビを防いでくれるからです。 特にご家庭の場合、フライパンは毎日使われるとは限りません。 その場合、洗剤でキレイにあらってしまうと、鉄のムク状態が空気にさらされている状態になります。 と、なりますと空気中の湿気やお台所の湿気、時には梅雨とか湿気の多いときに鉄は湿気と手を繋いで酸化、つまりサビを起こしてしまいます。 だから、ちょっと油分を残すように、これが余熱のある内にこすり洗いをする事が丁度いい感じなんです。
フライパンの持ち柄の長さ 「持ちえの長さで、標準タイプと、少し長いタイプがありますが、なにを基準に考えたらいいでしょう」と質問をいただきました。 確かにそうですよね。 柄の長さって、フライパンにどう関係してくるかって、なかなか分りづらいかもしれませんね。 先ず長さですが、標準で約9cm、少し長めで約10.4cmです。 選ばれる基準としては、これはお話を聞く中での想像ですが、男性でも手が大きいい方も一緒に使われる場合にお選びになっているようです。ただ、これは全くの想像です。 また、持ち柄が選択については、全種類のフライパンがそうなってはいません。 と言うのも、持ち柄が長い場合、「テコ」の原理なのでしょうか、柄が長い事でフライパンが少し浮いてしまう場合があります。 この場合、ガス台のように五徳で支えられている場合は出にくいのですが、IH器など熱源がフラットな場合や、フライパンが熱源を離れることで熱反応しなくなってしまう物は、長柄を選ばれるのは避けた方がいいと思います。 でも、これは全てのタイプで浮いてしまうという事でもなく、1.6ミリ板厚で径の小さい物、または深さがあるのもなどフライパンの形別で状況が結構違います。
あと、補助取っ手などをつけても使えるようになったりと、フライパンでも結構変わって来ます。 「分りにくくて面倒!」って思われたことと思いますが、その場合は一度ご相談くださいね。 そうそう、これを書いていて思い出しましたが、あるお客さまは収納の都合で柄を更に短くしたと言う事もありました。
鉄フライパンってどんな調理にいけないんですか? 先日の台風前日、「明日10年以来最大の台風がくる」って言うので、電気が止まるかも・・・・・、と不安になり、急遽「次の日の仕事もしておこう」となって作業が遅くなで続きました。 で、次の日、幸にもそんなことは起こらなかったのですが、でも天気は良いし、時間はあるしで、昼寝でもと思って寝転んでも見ものの、超がつくほどの良い天気ですから、寝れるはずもありませんよ。 と言う事で、ガラにもなく「夜景を見に行こう!」と大山に夜景を見に行ったんですが、暗い山道で恐くて、恐くて、おまけに「クマ注意!!」って看板が」夜道でぼんやり見えたりして、でね「夜景?やめ、やめ」と早々に帰ってきてしまいました。 まあ、こんな話は置いておいて・・・ 先日の事「鉄ってどんな調理にいけないんですか?」とお電話を頂きました。 物は鉄なんで何かに使うといけないものが出てくる、って言う事は無いんですが、でも、得意、不得意がやっぱりあります。 特に鉄なので油を全く使わない煮物は、やっぱりサビの原因になりますし、長時間の蒸し料理も煮物と同じ状態ですので苦手なお料理に入ります。その際、もし、サビが出たら簡単な水洗いしたのちにお使いになれば大丈夫です。 そうそう、煮物は苦手って言ってしまうと、「マーボー豆腐なんかもダメだすか?」と質問を頂きます。 マーボー豆腐は最後に少し煮ますが、はじめに油で炒めますのでお使いいただいても大丈夫です。 ちょっとややこしいですが、「油があれば」そんな感じで使って頂くといいと思います。
2009-105(月) 午前 8:18 「クレープパンがIHで使えるますか?」と先日ご質問がありました。
フライパンのメンテ 磨きのフライパンを受け取りました。
フライパンのサイズと用途別の追加加工 先日「大きさがわからないんですが・・・」とサイズについて、お電話を頂きました。 |