ぶ厚い鉄板で作るステーキ用フライパン「一角」



一角フライパンでステーキを焼いているアップ写真4

 

このフライパンは、そんなあなたのステーキ焼きをしっかり支えてくれます。

今回のステーキは骨付きではありませんが、骨のあるステーキ焼きを楽しんでください。

そして、最後にあなたの心の中に、勝ち名乗りを響かせてくれる事でしょう。それは、もちろん「これ美味しい」って声で。

 

ステーキフライパン「一角」

一角フライパン写真

使っている鉄板は、9ミリの厚いと言うより「分厚い」と言った方がぴったりの鉄板を使っています。

そしてその鉄板を叩いてと言うより、押し込んで潰していると言った感じで作っています。
この製造方法によって、板が厚いながらも熱伝導効率を上げて美味しいステーキ焼きを実現しています。

更に、この厚みならではの保温力は、ステーキを焼いている時、まだ熱が通りきっていない事で起こる”肉汁が流れること”を防ぎながら、安定的にじっくり熱を伝えると言う”ステーキを焼くときの基本”も再現してくれます。

しかし1つ難点があります。それは重たいと言うこと。「重いフライパンは…」と言う方には絶対にお勧めできませんが、でもこの重いは=悪いことでもありません。

他にはない、このフライパンの特徴を活かす事ができるのも、この重みがあってこそ。調理台に出せば、ステーキを超えてみんさんの目を集めてしまうかもしれません。

このフライパンは一角と書いて「イッカク」と読みますが、訓読みでは「ひとかど」とも呼びます。この一角フライパンでステーキ焼いてください。

※ガス火用(ガスボンベが横にある卓上用カセットコンロはご使用出来ません)
法律に基づく表示 材質:鉄 /made in Japan 

ステーキフライパン「一角」 ¥39,538(税込み) 油ハネカバー付き(径24cm高さ5cm)

数量:

 

出来上がり日についてはこちらのページをご覧ください。>>

 

 

一角フライパンサイズ

量産品ではなくひとつ1つの製作のため、サイズが一定ではありません。サイズや重さは目安として御覧ください。

 

 

 

一角フライパン詳細(details)

 

一角フライパン詳細写真1

持ち柄と反対側についている取っ手は、幅約8cmのワイドタイプです。このフライパンをしっかり持てるように作っています。材質は鉄のみですので、高温でも使えます。調理中または調理後は熱くなりますので、乾いた布巾等を使ってください。

 

 

一角フライパン詳細写真2

持ち柄は重さに耐えられるように補強を入れて作っています。また柄は鎚目になっています。この鎚目はデザインだけでなく、滑りを出来るだけ少なくして、少しでも使いやすいようにと思っている職人のアイデアです。この持ち柄も鉄のみで作っていますので、かなりの高温でもお使いになれますが、調理中または調理後は熱くなりますので、乾いた布巾等を使ってください。

 

一角フライパン表面の写真1一角フライパン表面写真2一角フライパン表面写真3

フライパンの表面には、ひとつ一つ打ち込まれた打った鎚目作業跡があります。これは鉄の可能性を引き出したと言うより”引きずり出した”と言った方がぴったりする程。鉄は打つと鉄組織とその隙間が潰れて密になり、熱を伝える力が強くなります。これは鋳造では出来ない鉄板だからこそ可能な方法を活かして形にしています。また写真では分かりにくいですが、表面には磨いた細かいキズがあります。これは製造工程で必要な磨いた作業跡でもあり、これに焼き込みをしたものをお届けしています。届きましたら簡単に洗った後お使いになれます。びっしりと詰まった鎚目は

 

一角フライパン詳細横から写真

強い力で一つ一つ打ち込むように作っていく為、厚いこの板の厚みでも徐々に曲がりながら形になっていくためライパンは、平ではなく大きく湾曲しています。このためIH器の様な平面からの熱源で使用される場合は、センサーなどからご使用できない場合があります。またガスボンベが横にある卓上用カセットコンロは、フライパンがガスボンベを覆うためご使用出来ません

 


一角フライパン製作写真1

ステーキはお好きですか?

我が家の場合、ステーキを焼くとなると、焼くのはなぜか私になります。面倒だから私がやらされているって事ではありません。これは家庭不和回避のためにも付け加えさせてください。

実はこの役回り自分では結構気に入っています。
と言うのは、ステーキを焼くって、言ってみれば厚い肉を焼くと言う単純なことですが、意外に奥が深くて楽しいからなんです。

火の通りはどうだったとか、焼き色加減は美味しそうかとか、肉汁はどうだったかとか。これらが全部が、ナイフで切って口に入れるまでわからない。最後まで答え合わせができないって所が特に面白いと思っています。

実際これまでも、上手にと言うか、それなりには上手く焼いてきたとは思っていますが、分厚いステーキとなると、どこか足りないと言うか、もうちょっとどうにかしたいって気持ちがありました。

で、思い切ってこのフライパンです。

板厚や表面の様子をご覧になって、「ここまで必要なの?」「こんなのバカみたい」って思われた方もいらっしゃると思います。

確かにその通りです。

実際ここまでの状況にするには面倒なほど工程があります。

でも、自分用に持っているこの一角フライパンで焼くと、その気持ちが飛ぶくらいなんです。

鉄は小さな組織がまとまって形になっています。ビルの柱の鉄骨や鉄板もすべてその様になって一様に形になっています。

でも、その見た目とは違って、内部の組織は一定ではなく隙間もあったりして、これが時として悪さや不可抗力に働いたりします。
これを加工によって変えていくんですが、鉄はその方法によって変わるんです。

鍛えれば、その分答えてくれます。でも行き過ぎると、それも返ってきます。例えば悲鳴として異音、反抗として割けです。

なんだか「人」の様です。

まだ地球に生物がいない時、隕石が落ち、その隕石に含まれる鉄が生命誕生のキッカケになったと本で読んだことがあります。私達の血液も鉄分が含まれているのはご存知のとおり。

鍛えて鍛えて、でもあくまで鉄を中心にその性能を活かしなら馬鹿みたいに作って出来たものをお届けしています。

言ってみればバカフライパンです。勇気のある方のみ買ってください。

それで、ぜひ、美味しいのを焼いて下さい。

 

 

 

一角フライパンでステーキを焼いている写真5
一角フライパンでステーキを焼いている写真6一角フライパンでステーキを焼いている写真7一角フライパンでステーキを焼いている写真8