「上手ね」って言われる様な芋けんぴを作る

 

 

今回のレシピは「芋けんぴ」です。



「売ってる物と自分で作る物と、どうしてこんなに違うの???」って思ったことありませんか。


と云うのも、私の芋けんぴ・・・違うんですよね。

 

売っている芋けんぴが一番だとは思いませんが、でも、自分で作る芋けんぴとの違いすぎる差に

 

「もうちょっと、どうにかならんのか」と思っていたので、頑張ってそういうの作って見ることにしたんですが、、、、、





出来ないんです。

冷凍してから揚げたり、揚げる温度をこまめに変えたりもしました。



でも出来ない。



今どきなら、インターネットで簡単にわかりそうなもんですが、あえて、そうしないで作り続けました。



で、「ついに」です。

出来なかったものが、出来たんです。こういう達成感って嬉しいです。お料理のこういう感覚って大好きですよ。

 

 

で、作れてみると、原因が分かるんですが、でも作っている最中は、”早く”とか思っていて、結果そんな近道をしようとする考えが、本来を見失しなっていたことも分かるんです。

こう言った事、日常でもあるんですよ、特にわたし。



恩師から言われていたのに、ちょっと面倒だからスルーしてたら、結果痛い目にあって逆戻りとか、


うちのフライパンの場合だって、物が鉄なので、鉄の都合以上に進まないのです。
でも、早くやらなきゃと思ってちゃんと固定しなかったりして、結果やり直しになる。

「始めからしっかりやるべきだった」って反省する事もあります。



いかがです?

皆さんにも、「効率よく」とか「早く」とか、時間に追われてたり、急いだため結果逆戻りなんて事ないですか?



このレシピは、その逆。時間通りに本来の手順を踏めば「こんなに美味しいのが」って実感できる料理です。



時間や効率を追ったが為に・・・・って経験がありましたら、「物事には必要な時間ってのがあるよ」って事を教えてくれるこのレシピで、ちょっと考えてみるのもいい機会です。


丁度年末ですしね。焦らず焦らずって感じです。(2020年12月のメルマガのレシピより)

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【芋けんぴの作り方】


まず、さつま芋を切ります。

 




切り方ですが、縦方向に細きりにします。こうすると曲がりにくくなります。

切るサイズは3ミリ角位です。イメージで言ったらよく見る芋けんぴよりちょっと細い感じです。



切り分けたら、水で洗い流し、さつま芋が被る位の水に浸します。

この状態で半日以上(理想は1日)漬けておきます。ポイント。




で、一辺洗ってザルなどで水切りをしておくか、布巾などで水分を拭きます。






ここから揚げです。


フライパンに油を入れ150度になったら、2分間揚げます。

2分経ったら直ぐ引き上げます。




引き上げたら最低10分以上放置して冷まします。



冷ましたら、再度絶対150度を越えないように二度目の揚げをします。

揚げている時は軽くかき混ぜて空気に触れるようにすると、サク感があがります。



ここでちょっとつまみ食いして見て下さい。


実は、この状態でも、結構美味しいです。




でも、更に上を!!!





という場合は、絶対150度を越えないようにして、更に一分揚げます。

そうしたら直ぐに油から出せば、サク感からパリ感の芋けんぴの出来上がり。




後は砂糖でコーティングすればオッケーです。

砂糖の分量は、揚げた芋けんぴ一掴みに対して大さじ1強位。


これをフライパンに入れ、水同量も入れて加熱。


箸でかき混ぜながら、大きな泡から全体から小さな泡が出るようになって少しだけ外側に焼き色が出始めたら、芋けんぴを入れて絡めます。※Aパターン

 

 

 

この芋けんぴをフライパンに入れるタイミンが難しいんですが、もしタイミンが掴めない場合はちょっとだけ早めにいてれ、芋けんぴと煮て絡めるようにしながら砂糖を飴状にするのも方法です。

この場合売っているような感じのケンピができます。※Bパターン

 

このAパターンとBパターンで、どっちが美味しいかと言うと、、、、作った実感からはAの方が美味しいんです。でも、タイミンが難しいんす。

 

でもBの方は明らかに作りやすいんですが、でも砂糖の量を上手に調節しないと、手作りならではのサク感が少なくなる感じはします。

 

今回使ったフライパンは、厚い板厚ながら、意外に人気な板厚2.3ミリサイズ26cmで、深さはちょっとサイズの6cm。フライパンについてはこちら




更にナッツ類などトッピングする場合は、ここで入れて砂糖が絡むのを利用してくっつけます。こんな風にすると、お土産にも出来きます。



チョココーティングは、溶かしたチョコにつけるだけでオッケー!!

 

 

これ意外にいける!!!

 

 

食べだすと止まらない。

 

 

 

 

 


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